2011年7月9日土曜日

ハムバッカーの鉄芯材料

ハムバッキング・ピックアップの普及品はふつ〜のネジ(炭素鋼)を使って作っていました。
Gibsonのコピーを作るに当たり、もうウロ覚えなんだけど金属材料の成分分析をしてもらったとき、炭素分の少ない、純鉄を使っているらしいということで、早速手配して加工した。ただこれだけでは純鉄を使った意味が無いのでアニール処理というバラバラな磁気の方向を一定方向に揃える熱・磁気加工を施し、比透磁率を上げることを行った。
これによって、若干 周波数の高い成分が出てきて、いわゆるヌケの良い音になったみたい。
ただ、ここまで手を掛けた費用対効果を考えると、正直 なんだかなぁって印象だったような・・・
(今となっては、正確な記憶がない)
それとは別に、明らかな違いがあったのは、試験的にパーマロイでやってみた場合。
これは、比透磁率が純鉄よりも桁違いに高いので弾いたとき一発でOh!ってカンジ。
クリアで歪が少ない澄んだ音色。
ただし、ディストーション全盛の当時は、この音は時代が求めた音ではなかったんで、試作だけで終わったように思う。
 
 

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