2010年12月24日金曜日

Jobs居ぬ間の・・・


これは典型的な、デザイン後回し、部品先行パターン。
Jobsだったら絶対許さなかった。
ヌリカベ・マックとも揶揄されてたモノ。
これが出た時は、世も末だと思った。
ま、これでも「カワイイ」とか云う 方々がいらっしゃった。

この時はジョナサン・アイブも居たのか???
そんな筈はないよな・・・絶対に。
って調べたら1992年入社という、
カラークラシックは1993年。
まだぺえぺえだったか?



あんまりヒドイんで、当時のパーツを集めて私が組み直してみたものがこれ。
その気になれば、ここまでコンパクトになる。
もう少しまともなデザインになったはず。

Jobsは完璧を求めていないのか?


iMacのデザインもメジャー・チェンジを繰り返し、いよいよ最終的なデザインに落ち着く時がきた。
液晶ディスプレー・一体型のiMac。
製造技術がデザインコンセプトに近づいてきた。
そして発表された製品のエントリーモデルがこれ。
バランス悪いなぁ・・・
これじゃあAppleロゴマークの看板じゃん。
ディスプレーが負けてる。

妥協したな、Jobs。






せめて、こうじゃなくちゃ。
でも、ディスプレー以外のスペースはもっともっと少ないほうが良い。












【後ろ姿の美しさ】は流石です!!!











これこれ

初代iMacに不満だった.


Jobsが待ちに待った復帰を果し、まるで雄ライオンが新たに群れに入る時 それ以前に生まれた乳飲み子等を殺してしまうように、その時点の現行品の殆どやスカリーの秘蔵っ子ともいえるニュートン・プロジェクトも抹殺した。
(私はNewtonがアラン・ケイの提唱した「Dynabook」に化ける可能性があるんじゃないかと密かに期待していた)

そして満を持し、ティーザー広告で期待を持たせて出てきたiMac。
その瞬間、新しかった!
試作はできても、とても量産化できるとは思えない製造コストを無視したような曲線。
今まで暗黙のタブーだった「製品の透明化」。
コンシューマー向け製品で構造物が見えるなんていうのはとんでもないこと。
それは「Think different.」キャンペーンを地でいったクレイジーなプロダクトだった。
その時点で、私も興奮した。
Appleが戻ってきた!

製品発表から実際に現物が見られるまでにタイムラグがあった。
その数カ月の間そのデザインを見ている間、いつも疑問に思うことがあった。
CRTが韓国製らしい。
なぜトリニトロン管じゃないんだ?
あの透明感のある独自の発色は唯一無二の美しさ。
それまでSonyのトリニトロン管はApple社製モニターとして親しまれてきた。

しばらくして現物が店頭に並び、映しだされた画像を見て思った。
やっぱりな・・・
妥協したなJobs。