2011年11月30日水曜日

音を聞き分ける


当時 家でピックアップを試作しチェックをしていたのだけれど、音の判断に繊細さを必要とする時は「朝食を抜いた午前中」に行うようにしていた。
この時間帯に空腹でいると、非常に感性が研ぎすまされ 呼気と吸気で音に対する感受性が違うのが体感できた。
空気を吸う時はハイまでしっかり聞こえ、肺から吐き出す時は高域の感度が下がる。
シビアな音の判断はこういう時に行った。
ストイックだったなぁ〜。
でも、楽しんでいた。

この先は持論。
可聴域外の音を感じる方法がある。
それは、音がダイナミックに変化している最中。
正弦波波形を一定の出力でスピーカーから出すような「静的な音」は、人間の可聴域として言われている20000Hz止まりなのだろうけれど、複雑な成分の周波数帯の音が時間と共にダイナミックに変化する場合、言葉に表せられない変化として認識できているんじゃないだろうか?
これは理屈抜きに、当時音出しチェックをしていた頃感じたこと。

たとえば、映像では顕著に表れる。
細かい点の集まりが静止画で抽象的に表せられている場合は、それが何を表現しているのか分からないけれど、それがひと度動き始めると容易に何が動いているのか判断できる。
ホワイトノイズのシロヌキサウンドもそれに近いんじゃないんだろうか。
だから、聞こえない=認識できないではない、と思う。
 

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