モノクロ Mac SE/30 カラー化 製作 1997年
当時 周辺機器入れたら 軽自動車買えた価格。ローンが終わったタイミングで改造に着手。
同じこと もう一度やれって言われたら 絶対断る。^_^ ;
当時のレポート
想い起こせば今から20年あまり前、MAC+と云う季刊誌がありまして そこには、Mac512をクッキーの空き罐やプラスチックのファイルボックス に入れたもの、MacPlusをプラズマディスプレイ付きのラップトップに改造 したりAppleⅡのコンパチケースにMac128を入れたりした力作が紹介され ていました。
Mac以前のAppleユーザーには「やらないことは自分でやろう」と云う心意気がみなぎっており、初期のMac使いにはまだその名残があったもんです。 しかし、Macが世の中で認知され、ビジネスに利用されるようになるに従って 受け身のユーザーが大勢を占め、コンピュータを玩具として楽しむ人は絶滅状態になりました。
今回のColor SE/30について:
SE/30はビマージュ24bitカラーディスプレイカードを装填。
ディスプレイは、FM Townsを1995年3月にソフマップで2万5千円で購入しCRT とドライブ基板のみ使用。このWindowsマシンは なんとオールインワンタイプでありながら、外部入力端子が付属しており、スイッチで切り換えられるようになっているのです。しかも640×480を最大値として、自動追従で三種類の解像度に切り替わるのです。とりあえず640×480に設定しSE/ 30のディスプレイカードと繋いでみたが同期が乱れてちゃんと映らない。しょうがないからオッシロで回路を適当に追っていったらば、それらしいポイントがあり、そこのコンデンサの値を大きくしたらば安定したのでした。
このまま、ただ眺めるのみ 二ヶ月が過ぎ去る・・・
なんせ、このドライブ基板がデカすぎるっ! しょうがないので切り刻んで外観に合わせ再接合し調整用半固定ボリュームを基盤の反対面に付け直すなどし、なんとか収納できる形にしたのでした。
CRTは奥行きがあるんでSE/30も合わせて外装を改造。外観部の加工はCRTがギリギリ入るように奥行きを拡げなくちゃならないから電動のこぎりで、後部カバー最後部の傾斜直前のとこから垂直にカット。天井の取手部分は全て切り取る。ここでカットくずがでるが採っておく。 胴体部分の奥行きを伸ばすために塩ビの3mm厚の板を外観と面一になるよう縦横寸法を合わせ切り揃える。先ほどのカットくずを、塩ビ用接着剤で練ったものをパテ状にし、つなぎとして利用し塩ビ板を胴体部分に接着。固まったら表面をペーパーやすりで整える。 できあがった胴体に、シールドとして片面接着材付きアルミペーパーをしわのないように貼り付ける。その上に、つやけしシボうち処理したガラス保護用プラスチックシートを貼る。 あとは、着色。
【これは実際やってみると色合わせが非常に難しい】1カ月かかった。何回もやり直すより、プロにお願いした方が安上がり。
フロントフェイスパネル裏の出っ張りを、CRTを締め付けるボスだけ残して彫刻刀とカッターナイフで削る。
次はCRTの据えつけ。穴位置が合わないからDIY shopにいってサッシ用のアルミL字アングルを用意し、トリニトロン管と前面パネルの間にL字アングルを挟むかたちで穴位置を調整し、留める。 トリニトロン管は表面が円筒形なのでMacの前面パネルのブラウン管収納部にはフィットしない。しかし無理に削って合わせてしまうと全体のバランスが崩れ、かえって違和感を生じてしまうので、いぢらないことにする。隙間は最後にプラスチックの板を加工して埋める。
ノーマル映像信号は外部に出し、サブディスプレイ(シャープ製)モノクロ9インチに繋いでます。
1980年代に販売されていた、Jasmin BackPac40という
背面に装着する40Mbyte HDD これを参考にした。
FM Towns 筐体でかっ!
トリニトロン管だから発色がきれい。(透明感があった)
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なつかしの作業用プレハブ小屋内の景色。
ここでアレンビックタイプのエポキシ充填ピックアップも作った。
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後日談:
10年ほど このSE/30 置き物になっていたが、飽きたので廃棄した。
性懲りもなく 今度は自作シャーシで挑んだ(パーツはColor Clasicを流用)
Color Clasicがあまりにブサイクなんで もっとコンパクトにできないかとやってみた。
今もブックエンド代わりにウチにある。外観部を作ったが 満足いかなかったので廃棄。
この時アレンジしたキーボード
ブサイク Color Clasic
Jobsだったらぜってぇ認めねえ
mac遍歴
Since 1989(太字は思い入れが強かった機種)
Macintosh Plus、Macintosh SE/30、
Macintosh Color Classic Ⅱ、Macintosh LCⅡ、Macintosh LC575、Macintosh LC630、
Macintosh Centris 610、Macintosh Quadra 840AV、Power Macintosh 6100/66、Macintosh PowerBook 2400、Power Macintosh 7200/120、
iMac AV、PowerBook G4、Power PC G5、Mac mini powerpc、Mac mini intel 2008、MacBook、Mac mini intel 2011、PowerBook pro 2016、
Mac mini intel 2017、Mac mini M4 2024、ほか部品取りに数機種。
旧iMacをモニター・ディスプレイ化
セキュリティ・アップデート終了となったiMac 2012を利用し、HDMI入力モニター・ディスプレイとして生き延びてもらうことに。
前面ガラスは両面接着剤で固定されているのでAmazonより、剥離カッター&テープ類一式を入手。
iFixitの説明を参考に外す。
(「iMac Intel 21.5インチ EMC 2638のディスプレイの交換」で検索すると見つかる)
この時期のLG製ディスプレイは2〜3種類あるらしい。
なので開けてみて型番を確認するのがベスト。
然る後 中のパーツをすべて取り出す。
スタンドも邪魔なのでこれも外す。
2週間ほどで頼んでおいたAliExpressからの変換ボードが届く。これをディスプレイに接続。
本体ケーブルは細い配線材コネクタで繋がっているので 取り扱いには細心の注意が必要。
中華製パーツの不良もなく無事使えるようになったのだけれど、発色はMac OSの環境設定からディスプレイを開き、既存のカラープロファイルから設定しても iMacオリジナルにならない。
電源は別途 2.5A12Vのものを秋月通商から購入。
なんだかんだで小一万掛かった。
1989年当初からマウスは 右利きなれど左手使い。(右脳刺激を試みる。右投げ左打ちみたいなもん?)
開けたところ。アルミ色のところがディスプレイ本体。
オマケみたいな
↑ 英数キーボード と
↑ 日本語キーボード を足して
英数キーボード配列、 一部日本語キートップで作ってみました。
リターンキーが大きいので便利です。
1997年以来使い続けているHHKB。ADB → USB1.0 → USB-C変換して現在 Mac mini M4で使用。キーアサインはKarabinerでカスタマイズ。
当時 秋葉原の「ぷらっとホーム」まで出向いて購入。