70's あのころオイラは
ギター小僧だった
70's あのころオイラは
ギター小僧だった
Japanese Rock黎明期 ギターピックアップ作りに明け暮れていた小僧がいた。
それは、コピーから始まった。
2010年前後、海を隔てたお隣さんでガンダムもどきや何でもありのテーマパーク、果てはiPadならぬcPadを作り「なんか、いけない?」と開き直る彼らを目撃し、私はそれを責めることができなかった。
だって、いつか通った道だったもの・・・
今から40〜50年前、思い出してみりゃ、ヒドイことしてたね、ウチらも。
でも、あのころは みんな一緒に渡った赤信号。
オリジナルに対する敬意は心の片隅に追いやって、完コピ目指して作ってた。
(後にヘッド形状の意匠問題で訴訟沙汰になったが和解で終結。以来 ホンモノ感のない「なんちゃって風」が作られた」)
絵でも音楽でも はじめに習作あり。
ただ、その頃の国産エレキギター業界は せ〜のでコピー物を作っては 売っていたのが アートとはちがうとこなんだけど。
「フェンダー」「ギブソン」本家のみなさん、あんときゃゴメン。m(_ _)m
そう、当時はどこまでオリジナルに近づけられるかを国内メーカーが競っていた。
安物しか輸出できないコストの壁(輸出先の要望)から「偽レスポールのボディ・アーチ部の中は空洞」なんてのもあった。
巧まずしてのセミ・ソリッドボディ!
(今なら、「味付け」として開き直れる? かも)
そして当時、「今度のレスポール・コピーモデルは削り出し」って。
それ…、ふつ〜じゃん!
しかし、みんな 【良いものを作りたいっ】て思いで、真剣に作ってた。
( 21世紀は本家がレスポールのボディをザグッてる。時代の変遷を感じるね。)
写真左から製作順(年代)を追っている。座グリ穴形状は 一つ一つがサイズ違いで 形が異なるほうが定在波が発生しにくく、大音量で共振しにくい。右端は instagramの参考写真から。